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ぱんぴーの日記
ぴぴぴ・・・その1
2007/12/02 12:08
この間、町をウロウロと徘徊(散歩ともいう)していたら懐かしいゲームが置いてあった。10円玉、もしくはコインを入れて偶数の数字(2.4.6.8.10・30しかない)を選びルーレットを光の玉が回り選んだ数字に止まるとその賭けた枚数コインがもらえるという単純なゲームだ。僕が子供の頃正式な名称を知らなくて皆、ぴぴぴ と言っていた。
今はあまり見かけないがたまにどっかでふと見かけることがあるゲームがうちの近所においてあった。たまには散歩もしてみるもんだななどとおもってしまう。僕はこのゲームの持つ不思議な魅力に虜にされた一人だ。 イヤ、僕だけじゃない。あの頃、あの場所にいた僕らの世代の人、全てといっても過言ではないだろう。それぐらい日常の中に普通に入り込んでいた。
それは ラッピーという駄菓子屋さんに置いてあった。
駄菓子屋さんはあの頃の子供達にとって重要な社交場だったのは言うまでもない。学校が終わるとお金を握り締めラッピーに向かう。いくつかの駄菓子を買い、それから野球をやる。または公園に行ってブランコ遊びや鉄棒遊びなどをする。それは皆同じである。
ラッピーはどぶの上に建っていた。木造でボロボロの小屋だ。本当に今じゃ考えられない状態で普通におじさんとオバサンの二人で営業してた。店主のおじさんはいつも笑っていて、おばさんはいつも不機嫌そうな顔をしていた。・・・笑うと怖かった。
ラッピーは子供達の間で超人気店だった。もちろんあの時、駄菓子屋さんはいくつもあった。数え上げればキリがない。限られた駄菓子のスペース、お店の外にいくつかのゲーム機がある。それも全て¥10円用だ。
他の店もそんなもんだ。たいして変わらない。でも中にその中でも圧倒的な人気を誇っていたのだ。何故か?
それには理由がある。
ぴぴぴゲームだ。
いや。おかいしよ。そんなゲームあの頃はどこにでもあったじゃないか!と声が聞こえてきそうだ。その通り。当時はどこにでもぴぴぴゲームはあった。では何故か。答えは遊ぶシステムを作ったこと。
システム?判りやすく言えば、子供たちがいかにそのゲームで楽しく、熱中して遊べるかということをいつも笑ってるおじさんと無愛想なおばさんが考えた結果。文章で書くとなんかもっともらしいことしか・・書いてないが単純に書くとこうだ。
子供たちそれぞれにコインを貯金できるようにした。
といってもただのノートに名前を書いてコインを預けたら枚数を記入してあるだけだったけど。でもこれが大ブームになった。こどもって調子に乗るじゃないですか?毎日学校で 俺 コイン50枚超えたぜ!とかお前貯金ないのかよ。遅れてるなーとか言う会話があちこちでされていればどうなると思います?俺も俺も・・・と。いつの間にか誰が一番コイン持ちか?なんてことが噂になります。持っているだけでスターです!だってお金¥300円もっているよりよりコイン300枚持っている人の方が偉かったんですから。お金でコインは買えません。ゲームで出すしかなかったのです。 お金をどんどん ぴぴぴゲームにつぎ込む子供たち。
・・・ちょっと考えればわかるんですけどね。お金の方がいいということは。子供って頭わるいからなあ。でもこれって大人のパチンコとかと同じですよね。悲しい。またそこでラッピーのおじさんはブームに火をつけます。
何かにつけてコインを絡ませたのです。
犬が店にいたんだけど散歩に連れて行ってくれたらコインを30枚あげるとか・・・犬の散歩なんか順番待ちだった。一人の人が帰ってくると次の人がまた散歩に連れて行く・・・・・当時、あの犬は散歩ばかりでほとんど店にいなかった。 お店はもう大繁盛。おじさんはいつもニコニコです。でもおばさんは笑っていませんでした。たまに笑うんだけど・・やっぱり怖いんだよなー
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