
超低金利時代が続いています
ここ数年、株式投資への人気が高まっています。その背景としては、銀行や郵便局の預貯金の利回りが歴史的な水準まで引き下がっていることがあります。
日本銀行※が「ゼロ金利政策※」を解除したことで、預貯金に金利がほとんど付かない事態からは抜け出しましたが、依然として超低金利時代は続いているのです。
銀行などにお金を預けていても利子がほとんど付かないので、株式や投資信託など元本は保証されませんが、リスク・リターンの高い投資商品の人気が高まっています。「貯蓄から投資へ」の流れが一段と加速しているのです。
※日本銀行(にほんぎんこう)-日本の中央銀行のことで、略して日銀(にちぎん)と呼ばれます。
※ゼロ金利政策(ぜろきんりせいさく)-日銀が99年2月の金融政策決定会合で決めた金融政策のことです。市場に潤沢な資金を供給することで、短期金利を実質ゼロ%状態にまで下げる措置が06年7月まで続けられました。
インターネット取引が広がりました
株式投資への人気が高まったもう一つのワケは、割安な売買手数料を武器にしたインターネット証券会社が相次いで登場し、インターネット経由での株式投資が非常に簡単、便利になったことです。ネット証券会社間で売買手数料の値下げ競争が激しくなったため、一般投資家にとっては株式投資を手軽に安い料金で始められるようになりました。
日本証券業協会が最近発表した国内の個人株主数は推計1329万人。3年前の推定株主数から約400万人増えたことからみても、個人投資家層の増加が裏付けられます。
日本の株価が上昇しました
さらに、日本の景気回復への期待が高まるなか、企業の業績も好調に推移し、株価が値上がりしたことがあげられます。日経平均株価※は06年4月、5年9カ月ぶりに1万7500円台を回復しました。
その後は1万6000円台でもみ合っていますが、景気回復を先取りして株価は堅調な動きを続けています。こうした株価の上昇を背景に、株式投資への関心が高まっているのです。
※日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)-東証第一部に上場している企業で、日本を代表する企業225銘柄の平均株価のことです。
