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死んでもお金はかかる!

 卒業式や結婚式などのように、人生には節目となるセレモニーが幾度となくあります。そして人生最後のセレモニーとなるのがお葬式です。最近は、オリジナリティという言葉に踊らされ、結婚式などでは奇抜なものも見受けられます。しかし、葬式は「悲しみ」であることから、伝統的な形式から抜け出すような変化は起こりにくいものです。


お葬式にかかる費用は、地域差はあるものの、伝統的なお葬式での総平均額(葬儀一式の費用や寺院の費用、通夜からの飲食接待費用などを合計した額)は346万円といわれています。ジミ婚ならぬジミ葬と思っていても、いざとなると親戚などからあれやこれやと言われることも多く、どうしても無理せざるを得なくなってしまうのが原因のようです。また、家族の葬式くらいはそれなりのことをしてあげたいという気持ちの表われともいえます。


しかし、自分の生き方を印象づけるために、お葬式にも徐々に変化が見受けられるようです。火葬後は「海や山への散骨」を希望する人も増えているようです。海が好きだった故人の希望を叶えるために家族でクルーザーをチャーターし海に散骨をするというものです。散骨の位置を海図上に記した「散骨証明書」も発行してくれて、費用は10万円~30万円程度のようです。「海は船酔いするので苦手!」という方には、業者が代わりに散骨を請け負ってくれる委託散骨というものもあります。近年ではハワイでの散骨も人気があるようです。


「自分らしさ」を表現するためには、どうしてもお金がつきまとうようです。しかし、お金はかかっているだけの形式的な愛情のない葬式にはならないようにしたいものです。いずれにしても人生の集大成が葬式に表われるものといえますが、それを自分で確認できないのが難点です。