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自分のお葬式も自分で準備 葬儀の「生前契約」と「生前予約」の違いって何?
結婚、出産、住宅購入は人生の中でも大きなイベントですが、これらを経験しないどんな人にも「死」は必ずやってきます。しかも、葬儀は手間や費用がかかるもの。統計によると、葬儀に必要な費用は全国平均で345.86万円。遺産相続がある場合、葬儀費用(お布施も含める)は債務として控除の対象となりますが、いずれにしても何かと出費がかさむことは確かです。(東京都生活文化局 平成14年)
現在、核家族や少子化が進み、遠い血縁者しかいない等の理由で「死後、遺族に迷惑をかけないようにしておきたい」、「葬儀の担い手がいない」という人が増加し、前もって自分の葬儀の内容を決めたり、その費用を準備しておく人が増えてきています。そこで最近、そんなニーズに応えた「葬儀の生前予約システム」が相次いで登場しています。
しかし、よく雑誌や新聞などの紙面で、「生前契約」という言葉を目にしますが、この「生前予約」と「生前契約」の違いとは何なのでしょう?
お葬式といえば、よく「互助会」を思い浮かべますが、これは1950年頃に登場した結婚や葬儀費用の事前積立システムのことで、現在では、葬儀シェアの30%を占めています。 そして、1983年頃から新しく誕生したシステムが生前契約や生前予約と言われるもので、このうち生前契約とは、米国の「プレニード」というシステムの輸入版で、(1)葬儀内容が詳細に決められている。(2)遺言等によって葬儀費用の支払い方法を明確にしている。(3)前述の(1)(2)などを詳細に決め、生前きちんと契約をしている。という3つの条件が兼ね備えたものです。
これに対して、一般的に生前予約といわれるのは、もう少し緩い形態で、必ずしもこの3つの条件を備えずに葬儀の依頼先を予約する、葬儀社と生命保険会社が提携して立ち上げた会員システムのことです。登録すると、葬儀の見積もりや予約をすることができ、葬儀施行時に10~15%程度の割引が得られます。
どちらも広い意味で、葬儀を生前に準備しておくためのシステムであり、利用したいときには、内容をしっかり確かめて自分にあったものを選択しましょう。
いずれにしても、単なる儀式としてではなく、人生の後半期をどう生き、どう終わるかということを含めてお葬式を考える時代になったのかもしれません。
- <提供:モーニングスター>
