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合格したのはいいけれど・・・ もしも教育費が足りなかったら?(奨学金編)

「聖域」とも呼ばれる子どもの教育費ですが、最近では、長引く不況のためか「奨学金」を利用する人も年々増えています。奨学金制度は、日本学生支援機構や各自治体が行っているものなどさまざまですが、教育資金(特に大学や専修大学の学費)については、このほかにも、入学金や授業料の免除制度(世帯の所得と本人の学力によります)を利用する方法や、大学の特待生制度を利用する方法もあります。また、公益信託のなかには奨学金の支給を目的に設立されたものもありますので進学先の制度を改めてチェックしてみましょう。


 さて、そんな中で代表的な日本学生支援機構の奨学金制度を見てみましょう。
 日本学生支援機構の奨学金の種類は、「第一種奨学金」と「きぼう21プラン奨学金」があります。後者は、平成11年4月1日からこれまでの第二種奨学金に代って、利息付きの新しい仕組みによる第二種奨学金制度「きぼう21プラン奨学金」が発足したものです。第一種奨学金は、無利子で借りられ、きぼう21 プラン奨学金(第二種奨学金)は、卒業後の返済に上限3%の金利がつく変動金利の利息付き奨学金ですが、第一種奨学金よりゆるやかな基準(人物・健康・学力・家計)によって選考された人に貸与されます。
 奨学金は、進学前に奨学金の貸与を予約しておく予約採用と進学後に申し込む在学採用がありますが、現在、短期大学・大学については、予約採用30%、在学採用70%となっています。


 

 奨学金が、教育ローンと異なる点は、教育ローンが保護者の借り入れであるのに対し、奨学金は子ども本人が借りるため、子どもの口座に振り込まれ、本人が卒業後に返済する点です。また、奨学金は入学後に申込みをし、月額ベース(私立・自宅外の場合6万円)で貸与されるので、まとまった入学金等に充当することはできません。さらに、「国の教育ローン」などは一定の要件を満たした外国の学校や留学でも使えますが、日本学生支援機構の奨学金制度は、海外留学のための奨学金はありませんし、外国人留学生対象の奨学金もない点も注意が必要です。
 また、以前は、本人が教師になったり指定の研究機関に勤務した場合は返済が免除される制度(第一種奨学金のみ)がありましたが、平成10年度以降入学の学部生から適用外となりました。