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「通院」の保障は、保険に期待しないほうが賢明?

「保険証券に『通院特約』ってあるけど、これ何? ぜんぜん使ったことないけど。」何度か入院して保険を利用したというAさんが、相談のついでにポロッとこぼした言葉です。


「通院」に関する保障は、実は「生命保険」「損害保険」「共済」で大きく異なります。まず「生命保険」では『通院特約』でカバーされ、その保険から入院給付金をもらえるケースの退院後の「通院」に対して給付金が受け取れます。
Aさんは何度か入院したものの、幸運にして退院後の「通院」がなかったため、一度も『通院特約』を利用しなかったワケです。なお、入院に関係のない「通院」では、保険からは何も受け取ることはできません。


続いて「損害保険」では『傷害保険』でカバーされ、手術に関係なく、1日通院しただけでも通院保険金が受け取れます。ただし、「ケガ」等を原因としたものに限られ、「病気」による通院は対象外になっていることに注意が必要です。


さらに「共済」は、各共済で内容はまちまちですが、たとえば全国生協連の『県民共済』なら、入院に関係なく、「ケガ」等で14日以上の通院に対して共済金が受け取れます。なお、『子ども共済』に限っては、通院1日目から共済金が受け取れます。ただし、いずれにしても「病気」による通院は、「損害保険」と同様に対象外になっています。


以上のように見てくると、いずれも一長一短。「通院」保障は、原則として保険ではなく「貯蓄」でカバーするのが賢明なのではないでしょうか。医療の保障をこれから検討する方は、「通院」については本当に必要かどうか十分検討してみましょう。同じ掛け金の共済を比較検討するなら、「入院」「手術」の保障額を重視、「通院」の保障は判断基準に入れないほうが良いかもしれません。これからは、どこまでを保険でカバーし、どこからを貯蓄でまかなうのか整理して、保険を選ぶ時代になってきているのではないでしょうか。