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安全性に配慮のある住まい

 住まいは高齢者や幼児にとっては1日のうち最も多くの時間を過ごす場所です。したがって、住まいは高齢者や幼児に優しい工夫が必要になります。厚生労働省の調査によると、家庭内の事故としては階段からの転落やスリップ、つまづきなどによる転倒が40%も起きています。そこで安全に安心して暮らせる住まいのポイントをあげてみます。


 <段差>
 床面の段差は低くても気付きにくくつまづく危険性もあります。最近では、室内の段差を無くしたバリアフリー住宅も多くなっているので検討してみるのも良いでしょう。さらに、浴室内では浴槽と床との段差があると滑りやすいので、高齢者や幼児にはとても危険です。できれば浴槽は埋め込みにして段差をなくすか、またはあまり段差のないものにすることをお勧めします。


 <階段>
 階段は段差が高くなく、滑り止めの工夫をし、手すりを付けて幅も広いのが良いでしょう。さらに足元がよく見えるようにフットライトを設置するのも一つの方法です。また踊り場を設置すれば転落した際の衝撃も少なくなります。


 <ドア>
 トイレや浴室のドアは、万一室内で転倒したときはドアが内開きだと転倒した人の体が邪魔になり、ドアが開かないことがあります。したがって、外開きのドアか引き戸が安全です。しかし、トイレや浴室以外のドアは、ドアを開けたときにその場にいる人にぶつかる危険があるので内開きか引き戸にすることをお勧めします。


 <バルコニー>
 バルコニーは、幼児が手すりを乗り越えたり、柵と柵の間に顔を入れてしまうこともあるので、手すりの高さは110センチ以上、柵と柵の隙間も頭が入らない程度の幅であるかをチェックしましょう。


 特に骨が脆くなった高齢者の場合は、転倒で骨折し、さらに寝たきりを招く恐れがあるので、高齢者がいる場合には安全な住まいの確保が大切です。