損害保険の選び方

意外と知らない損害保険の事をFPがわかりやすく解説します。

「雪」と「保険」

2006.12.12

いよいよ12月。
正月休みまでもあと少しとなりましたが、皆様はこの冬にスキーやスノーボードをする予定はありませんか? 知らないと怖い、知っておくとお得な“雪”と“保険”にまつわる情報です。


photoスキー場まで自身の車で行かれる方も多いと思います。雪に慣れている方であれば運転はそれほど怖いものではないでしょうが、初めて雪道を運転する人にとっては非常におっかないものと思います。雪道での運転は通常の道での運転と異なり、ブレーキの利き方が大きく異なります。時速40km/hで走った場合、通常の道では完全に止まるまで約8メートル。これが凍結した路面になると約80メートルとなってしまうのです。雪の無い道でしか運転をしたことが無い人にとっては非常に困難なものとなってきますよね。

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さて、ここでこんな交通事故があなたに舞い込んできたらというのをイメージして頂きたいのです。あなたの車が雪道で信号待ちをしていました。雪道の運転に慣れていない人が、ブレーキをかけたが間に合わず後ろから追突してきました。相手は学生。経済的に余裕が無く、任意の自動車保険に入っていませんでした。あなたの車の修理費には20万円かかる。あなたは自動車保険に車両保険をかけていたので、保険を使えばあなたの車の修理はできる。でも、ここで車両保険を使っても自動車保険の等級が3等級落ちてしまい、翌年保険料が上がってします。追突をしてきた学生は修理代を支払う余裕がない・・・。

あなたならどうしますか!?

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あなた相手
車両保険…あり
自動車修理代…20万円
※ 保険を使うと翌年保険料があがる…。
賠償能力なし

多くの人は泣き寝入りになるのです。相手から取れないのであれば、自腹で20万円支払うよりも車両保険を使って処理をする人が多いのです。これって非常に不条理な話ですよね。しかし、世の中には色々な自動車保険が出ているのです。自分に過失が無い事故で車両保険を使わなくてはいけない事故の場合、翌年の等級に一切影響しないような自動車保険商品も出ているのです。「車両保険の無過失事故に関する特約」というものを出している会社があるのです。雪国に住んでいらっしゃる方、もしくはこの冬に雪国で運転をされる可能性がある方、自動車保険を見直す一考の価値ありですよ!


photoまた、スキー・スノーボードをされる方には必ず保険に入ることをお奨めいたします。最近、スキー場における死亡事故をよく耳にするようになりました。スキーヤーやスノーボーダーの過失により相手を死傷させた場合、その死傷した人に対して損害賠償をする義務が発生するのです。相手が滑走するようなところに座っていて、ぶつかってしまったとしても、ぶつけた方の過失はゼロにはならないのです。相手が骨折をしたりした場合、過失割合に応じた治療費の負担を強いられるのです。場合によっては慰謝料なども支払う必要が出てきます。

スキー・スノーボードにも色々なタイプの保険があります。一般的には「スキー保険」であったり「スノーボード保険」であったりしますが、スキー場でその日だけ入る保険などもありますし、一般的な個人賠償保険などでも担保できるものなどがあります。何かが起きてからでは遅いので、この冬にスキー・スノーボードをされる方は万が一に備えることをお奨めします!

冬本番突入に伴って“雪”と“保険”についてお伝えいたしました。

 

飯野 拓哉(イイノ タクヤ)

飯野 拓哉(イイノ タクヤ)

SBIホールディングス(株)の自動車保険一括見積もり請求サイト「保険の窓口インズウェブ」の運営に従事。
ファイナンシャル・プランナー。

自動車保険一括見積もり / インズウェブ

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