保険料について
前回、生命保険の必要性についてお伝えさせて頂きましたが、
「みんなは保険料をどのくらい払ってるんだろう?」
「私は保険にお金を掛けすぎてるんじゃないか・・・」
というような疑問を持ったことがある方が多いのではないでしょうか。人それぞれ、置かれた状況や環境が違い、相応しい保険商品も異なるので、保険料を単純に比較すべきではありません。とはいっても、これから保険に加入しようと検討している方や現在加入中の保険の見直しを考えている方にとっては、周りはどうしているのか誰でも気になるところでしょう。そんな興味深いところにちょっと触れてみたいと思います。
年間払込保険料の一人あたりの平均は25.2万円!
(財)生命保険文化センターの「平成16年度 生活保障に関する調査」によると、生命保険(個人年金保険を含む)の一人あたり加入件数は平均1.8件、一人あたりの年間払込保険料の平均は25.2万円です。月額に換算すると約2万1千円ということになります。性別・年齢別で見てみると、年間払込保険料の平均は男女とも20~50歳代では年齢が上がるほど高くなっており、50歳代では、男性37.0万円、女性24.1万円といずれも最高額となっています。
これでも年間払込保険料の平均は、男女ともに近年低下傾向にありますが、「えっ、みんなそんなに払っているの!?」と思われた方はとても多いと思います。仮にこの金額を30年間支払い続けると756万円もの保険料となります。人生の中でも保険は住宅の次に高い買い物とよく言われますが、納得してしまいますね。
「貯蓄」と「保障」
さて、先ほどの「年間払込保険料 平均25.2万円」についてですが、注意しておきたいのは「全てが保障部分のための保険料というわけではない」ということです。この平均額には個人年金保険の保険料も含まれていますが、個人年金保険は老後生活資金のためのもので、支払った保険料が基となり老後になると年金として返ってくる商品です。つまり、将来を見据えてお金を積み立てていくための商品でもあり、「保険料」として支払ってはいますが、実際には「貯金」の意味合いが強い商品ということになります。
また、子供のための教育資金を「学資保険」などを活用して準備している方も多いのではないでしょうか。このような場合も同じく、表面上の保険料は高くなりますが、実際には貯蓄的な商品といえます。逆に、貯蓄性が無い「保障」機能だけの掛け捨ての商品の場合には、保険料は相対的に安くなります。
自分の支払っている保険料が高いのか、安いのか、それを判断するためには加入している商品が貯蓄性のある商品なのか、保障のみの商品なのかをきちんと把握しておく必要があります。「周りより高額な保険料を支払っているから保障は大丈夫!」と思っていたら、保障機能の薄い貯蓄性商品にしか加入しておらず、万が一のための保障が実は不十分だった、というケースもあり得るでしょう。後で慌てずに済むように、しっかりと商品の内容を理解しておくことをおすすめ致します。
保険料と家計
上記の通り、保険料の高い、安いは、必ずしもその金額だけでは判断できませんが、いずれにしても無理のない範囲の金額に抑える必要があります。保険の場合は毎回の払込保険料が決まっていて、払込期間も長期にわたることが多いので、たとえ、貯蓄性の大きな商品であっても家計を圧迫する場合があります。最後まで無理なく払っていける保険料かどうかを十分検討する必要があります。
今回はご参考までに払込保険料の平均額をお伝えさせて頂きましたが、やはり皆さんそれぞれ置かれている状況が違い、必要な保障額も異なります。ですから、単純に保険料の金額だけを比べることはできません。自分に合った保障をみつけて、自分自身が納得して加入することがやっぱり大事ですね。
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飯野 拓哉(イイノ タクヤ)
SBIホールディングス(株)の自動車保険一括見積もり請求サイト「保険の窓口インズウェブ」の運営に従事。ファイナンシャル・プランナー。
自動車保険一括見積もり / インズウェブ
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