コラム:育児

子どもの習い事費用について

2006.8. 2

子どもの習い事にかかるお金っていったいいくらぐらいなのでしょうか。
きっとご両親の考え方や、経験などでも大きく変わります。平均値をとってもあまり役に立たないと思いますので、ちょっとおもしろいデータを探してみました。
 
 
 

市町村の人口規模別学習費総額(単位:円)
区分 平均 5万人未満 5万人以上
15万人未満
15万人以上 指定都市
・特別区
公立幼稚園 学習費総額 238,178
(2.2)
227,756
(0.5)
233,041
(△2.2)
260,354
(7.8)
234,860
(3.9)
学校教育費 128,667
(3.7)
114,007
(△0.9)
130,122
(4.9)
145,946
(7.9)
139,794
(3.9)
学校給食費 16,630
(11.8)
27,776
(12.8)
14,714
(39.9)
6,865
(△12.8)
1,179
(87.4)
学校外活動費 92,881
(△1.2)
85,973
(△1.2)
88,205
(△14.8)
107,543
(9.4)
93,887
(3.5)
私立幼稚園 学習費総額 509,419
(△1.9)
423,403
(3.3)
505,364
(1.5)
502,364
(3.8)
543,044
(△12.6)
学校教育費 341.273
(△1.4)
293,527
(3.9)
329,729
(△3.8)
333,934
(△0.8)
369,970
(△3.6)
学校給食費 26.177
(△4.2)
27,271
(△14.7)
29,415
(0.3)
31,237
(29.0)
17,212
(△39.7)
学校外活動費 141,969
(△2.5)
102,605
(7.5)
146,220
(16.5)
137,193
(11.4)
155,862
(△25.5)
公立小学校 学習費総額 314,161
(7.5)
247,921
(3.7)
307,731
(12.4)
329,890
(6.7)
383,210
(5.1)
学校教育費 54,515
(2.0)
62,247
(10.6)
54,191
(△3.8)
53,890
(△0.7)
45,793
(2.3)
学校給食費 40,798
(3.8)
42,347
(△1.7)
40,942
(1.9)
40,343
(7.9)
39,301
(9.7)
学校外活動費 218,848
(9.7)
143,327
(2.5)
212,598
(19.9)
235,657
(8.3)
298,116
(4.9)
公立中学校 学習費総額 468,773
(7.2)
387,483
(1.9)
472,476
(6.4)
483,888
(1.4)
572,290
(23.0)
学校教育費 132,603
(2.7)
137,579
(△1.4)
137,604
(6.7)
130,829
(2.5)
121,789
(8.1)
学校給食費 36,701
(7.9)
46,980
(17.9)
37,540
(10.1)
30,139
(△7.6)
29,419
(13.9)
学校外活動費 299,469
(9.2)
202,924
(1.1)
297,332
(5.8)
322,920
(2.0)
421,082
(28.9)

※1 ( )内は対前回調査伸び率(%)である。
※2 表中の下線は各支出項目における人口規模別の最大値を示している。

文部科学省が出している平成16年度「子どもの学習費調査」
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/006/05120501/003.htm
によると、人口の規模が大きくなるほど幼稚園からの中学校までほぼすべての区分で学校外教育費が上がっています。

つまり人口が多くなると、ライバル?が増えるのか、また、習い事に通いやすい環境が整うのか、いろいろ考えられますね。
少し見ずらいので学校外教育費のところだけ取り出してみました。

5万人未満 5~15万人 15万人以上
公立幼稚園 85,937 88,205 107,543
私立幼稚園 88,205 107,543 93,887
公立小学校 143,327 212,598 235,657
公立中学校 202,924 297,332 322,920

5万人から15万人までのところで比べてみると幼稚園で月に8,000円から10,000円程度、小学校に入ると月に約18,000円、中学で月に約24,000円です。
これは1人分ですから2人、3人になるとかなりの負担ですね。

さて、我が家の子どもたちはスイミングと、ピアノに通っています。
スイミングの月謝が月に7,140円、ピアノが8,400円、それぞれ二人分ですので31,080円です。年間にすると372,960円、一人分だと186,480円。

二人とも公立小学校に通っていますので上の表にほぼ当てはまりますね。

今年の5月。運動が苦手な息子が突然「野球をやりたい」と言い出しました。
これはチャンスと思って子どもに「お友達に聞いていろいろ調べてきて」というと、どうやら地元に2つの野球チームがあることがわかりました。
ひとつはリトルリーグ。そしてもうひとつは地元のボランティアに支えられている野球チーム。さてどちらがよいのか。

サッカーなどは「毎回親がついていって監督や、コーチの世話をしなければいけない」という話を聞いたことがあります。どうやらリトルリーグのほうもそんな噂が流れてきました。
結局息子は地元のボランティアの方々に支えられている野球チームに入ることになりました。月謝がいくらかかるのかドキドキしていましたがなんと、月に1000円です。それで毎週土日。月に8回の午前中練習をします。

ピアノは週に1回で30分。月4回、合計2時間で8,400円なので、1時間あたり4,200円です。
スイミングは週1回1時間、月4回、合計4時間で7,140円なので、1時間当たり1,785円です。
野球の場合は1回4時間。月に8回で32時間。月謝が1,000円なので、1時間ではなんと31.25円です。
それもボランティアで監督やコーチが教えてくれるので、私たちが毎回練習に行くこともありません。練習場所がそのつど変わるので、集合場所はコーチの家の畑です。そこからコーチや監督の車でグランドまで移動します。なんとものどかです。

さて話を元に戻しますが
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h17/01_honpen/html/hm03010204.html(国民生活白書17年版)

ではいろいろ興味深いデータが載っています。
6歳から11歳になると習い事や家族旅行などのための費用が増加する、15歳以降は子育て費用が大幅に増加し、18歳から21歳までで子育て費用はピークになります。
野球サッカー、ピアノ、スイミング、英語、習字、公文式、そろばん、絵画教室、学習塾や家庭教師、そして通信教育。

いろいろな習い事があります。

最近は危なくて子どもをなかなか外で遊ばせることができない、学童保育の時間では両親の帰りまで子どもが1人で待たなければいけないなどという状況もあり、習い事は子どもを預かってくれる場所としても利用されているようです。

家計をかなり圧迫する習ごとの費用です。よくよく家族で話あって選択してくださいね。

次回は「どうする?子どもの金銭教育」です。

中島智美さん

中島智美(なかじま ともみ)

公立保育園、幼稚園勤務を経て、現在は独立してファナンシャル・プランナーをしています。自分も二人の子どもがいますが、子どもにとってもなかなか大変な世の中になってきました。今まではいい大学に進学して、有名な会社に就職すれば、退職金をもらい、年金をもらって老後の生活も安心でした。
ところが自己責任という名のもと、私たちは今までのように国や会社に頼っていくことができなくなりつつあります。そんなときに役に立つのは、生きていくための知識です。
ここでは子育てコラムを担当しますので、各自治体の子育て情報をいろいろな視点から(FPとして、母親として、現場で働いていた経験も交えて)書いていきたいと思っています。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

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