コラム:育児

子ども保険・学資保険・積立のポイントについて

2006.6. 7

photo子ども保険・学資保険・積立のポイントについて
早いものでもう6月ですね。あっという間に1年の折り返しになってしまいました。
さて、前回からの続きで子どもの教育資金の準備についてです。

保険を使った教育資金の準備

子ども保険

各保険会社がそれぞれ子どもの教育資金向けに出している商品です。
特徴となる言葉の説明をします。

祝い金 小学校入学時、中学校入学時などに祝い金としてもらえるお金。数万円程度
満期金 18歳22歳など設定。満期時に満期金として数百万円がもらえる。
育英年金 契約者である保護者が死亡した場合に、その後年金としてもらえるお金。満期まで支給される。特約としてついている場合が多く、その分保険料が高くなる。18歳払込終了、22歳満期という場合には大学に入学後契約者が死亡した場合に22歳まで育英年金をもらえる。

通常子ども保険は契約者である保護者が死亡すると、以後の保険料の払いこみは免除されます。満期金はそのまま受け取ることができ、子どもの学費の準備と、契約者の死亡保険を兼ね備えているという商品です。

学資保険

子ども保険とほぼ内容は同じです。郵便局で取り扱っているものを「学資保険」と呼んでいます。
(民間の生命保険会社でも学資保険と呼ばれるものがあります)
生命保険 保険選びネット

ちょっと古いデータですが、各社の子ども保険の内容が比べられます。
子ども保険も学資保険も、みなさま一度は耳にしたことがあるぐらいメジャーな保険ですね。
ところが、以前は保険の予定利率というものが良かった時代でしたので、毎月の保険料の払いこみ金額の累計より満期金や、祝い金でもらえるお金の方が多かったのですが、現状では逆転して実際の払い込み金額より受け取る金額が少なくなることが多くなってきました。保険がついていますので、その分コストがかかってきているということです。

さらに、18年など長期の保険になるため、ここ数年の金利の低い時期にこの商品を利用すると、インフレ(物価が上がり、お金の価値が下がる)になった場合に、満期金の価値が下がってしまうため、加入される方も少なくなっているように思います。
私自身も小学校3年生の息子は学資保険に加入をしていますが、下の娘は学資保険には加入しませんでした。

保険以外で教育資金の準備

photo積立について
さて積立といってもいろいろな種類があります。教育資金の積立としてメリットのあるものをご紹介します。

財形貯蓄制度

会社にお勤めであれば財形制度を利用するとメリットが大きいです。一般財形の場合は非課税の恩恵は受けられませんが、給与から天引きされるので、知らないうちにたまっていたという面と、将来教育費が目的で財形貯蓄からお金を引き出した場合、会社によっては現金で給付金をもらえるところあります。なんと最高額は21万円にもなります。

会社に制度がある方は是非一度ご確認ください。金融広報委員会HP

また将来、財形貯蓄額(一般、年金、住宅を含めて)に応じて、低金利での融資も受けられます。

郵便局の教育積立(上限200万円まで)

あまり聞いたことがないかもしれませんが、郵便局では教育積立というものがあります、しかしこの積立制度のデメリットは1年以上5年未満で積み立てるということです。つまり生まれてから少しずつ準備をしていくというわけにはいきません。5年の積立のあと、4年間は据え置けるので、10歳ぐらいを目安に利用されるとよいと思います。

この教育積立のメリットは積立額と同額の貸付金を、やはり低金利で借りられるということです。つまり200万円たまっていれば200万円を借りられ、400万円の資金が準備できることになります。(もちろん貸してくれるだけですのであとで返済は必要です)
この郵便局の教育積立を利用するのであれば、あらかじめ別に積み立てておいて、教育資金の準備まであと数年となったところで預けかえるという方法も取れますね。

いずれにせよ、すぐに準備できる金額ではありませんので、子どもと一緒に教育資金も育てましょう。

次回は幼・保一元化についてです。

中島智美さん

中島智美(なかじま ともみ)

公立保育園、幼稚園勤務を経て、現在は独立してファナンシャル・プランナーをしています。自分も二人の子どもがいますが、子どもにとってもなかなか大変な世の中になってきました。今まではいい大学に進学して、有名な会社に就職すれば、退職金をもらい、年金をもらって老後の生活も安心でした。
ところが自己責任という名のもと、私たちは今までのように国や会社に頼っていくことができなくなりつつあります。そんなときに役に立つのは、生きていくための知識です。
ここでは子育てコラムを担当しますので、各自治体の子育て情報をいろいろな視点から(FPとして、母親として、現場で働いていた経験も交えて)書いていきたいと思っています。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

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